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ダートの外枠は結構いい感じみたいですね。
今の中山は力の要るダートで
そもそも身が入ってない2歳馬にとっては
単純に外枠不利なんですが、
少し脚抜きよくなってくれさえすれば
「揉まれ弱く芝でスピード負けしてた」馬が
上がりの掛かるダートで突然激走する、というシーンが
数多くあるみたいですね。
もちろん、砂が深いとそういう可能性も薄くなりますが。

★2歳未勝利戦の折り返し2戦目評価下げ

中山1R ダート1800m(○父限定)

◎7.マイネルエンゲル
○5.ペキンライズ
▲4.ベルモントダグラス
△8.アルバートシチー

○父戦になって一気にメンツが落ちた、と考える方がいいですね。
なので、混合戦でマシな競馬・マシな着順してた馬が
相手が極端に落ちて楽々前に行ける…というシーンも出るでしょう。
別にズブいし位置取りも平凡だもんな~と人気を嫌ってみても
結局さらに他が弱かったというオチかもしれませんしね。
アルバートシチーは水浮くダートで他がバテただけ+減量の結果なんですが、
それでも他の何の変哲もない馬よりは動けるというだけでマシだったり。
でも、一応はパワーがあってまだ他の馬より動けている方を選びますが。
ベルモントダグラスなんかは1800m長いでしょうけど
メンツとダッシュ差考えると
石崎騎手乗り替わりで前行けるだけでも強調材料。
ペキンライズはスムーズな競馬できれば一変の可能性も。
他は非力な牝馬やパワーで足りない馬が多く、
冬場の乾いた深いダートだと追走でバテるのが早いでしょう。


中山2R 芝1600m(牝馬限定)

◎11.ディーエスアレグロ(6)
○16.キッズフライト(4、5)
△10.ユーワゼフィルス(1、2、4)

全馬2戦目。
朝一番の芝でまだ荒れてない時間帯なら
先週の結果汲んで前残りあるいは内枠を考えるんですけど
ここはメンツ詳細に見ると
前で押し切ろうとした馬はみんな前走垂れていて
有力どころはみんな差し馬なんですよね。
前行く馬に大変身がない限り(冬場だし多分ないでしょう)
「切れ味合戦」の様相になる事が予想されます。
けど、前走短距離や中距離使った馬もいて
一概に上がりの速さを単純に比べる事は出来ない。
なのでここは前走連に絡んだ馬もいませんし
もっと別の変わり身、上がり目要素を考えるということで。
みんな条件は同じなので中山で良さが如何に出るか、という適性論は抜き。
で、ここは唯一前走マイル使っていて
キレ勝負になりそうな所で減量を起用したディーエスアレグロ。
それと前走○混合戦で牝馬最先着したキッズフライト。
今期の調子がどうも上がらない後藤騎手であれば今回は格上げ扱いも。
ユーワゼフィルスは変わり身条件はありますが
小柄で薄身の牝馬でしかも冬場ですし、
勝ち負けまでの変わり身はどうでしょうね。
ブローザキャンドルは叩いての変わり身なら他の馬もあるわけで、
どこのコメント見ても正直中間の良さを感じず
今回別に飛びつく要素がないなということで。


中山3R 芝2000m(○混合戦)

◎15.トーヨーフォート
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△12.マイネルアルマーダ
△17.マイネルダンドーク
△9.ヒカルライアン

中山の2000mは中山で唯一フルゲートが18頭取れるように
スタートから1角が一番長いため内外差の有利不利がない、
一番イーブンなコースです。
なので新馬戦で府中の場合は強い馬はマイルに、
中山の場合は2000mを積極的に使おうとするんですね。
端的に言えば有利不利などのバイアスが起こりづらいコースなので
力をちゃんと発揮されやすいということ。
勝ちきる武器のある人気馬が強い競馬しやすいということです。
ここは普通に「いい馬」を順当に選ぶと。

で、モンブランカフェやシベルアンエンゼルが
今回2戦目の初距離でまだ中山経験も2000mもない、
まだ悪癖あるままだし脚質も固まってない馬ということで
過剰な信用はできないと考え、その隙を突っ込める馬は誰かと考えれば
このコラムの主旨通りいろいろと経験を積んできた馬を狙います。
少しでも展開が暴走気味になれば後方で虎視眈々と待ってる
マイネルアルマーダに流れが向くでしょうし
溜め合いになって前を残す結果ならダンドーク、
洋芝で脚を取られる力の要る状況の適性を求めればヒカルライアン。
それぞれに条件付の傷はありますが
2000mの競馬を素質だけで越せるという馬でもないのに
過剰に人気になるのであれば。



芝の保護のために番組数がダートに偏ってくる冬場で、
凍結防止剤+トラックバイアスでコロコロ傾向が変わるダートを
前日で予想するのは相当に難しく
面白い視点で何かないかと探した所、これを取り上げてみます。

☆冬場で馬の状態も平行線がせいぜいのまま、
 ほとんどの馬は惰性で使っている
☆かなり力の要るダート、そして数少ない芝レースは有力馬集結
☆府中の新馬2~3着よりもレース経験こなした馬の方が中山への対応力が高い
☆基本的に素質馬は府中で一巡していて抜けてしまっていて
 ここにいるのは二線級以下
☆ダート&芝への適性というよりは特殊ダート&路盤の堅い馬場適性

ということで、この時期の未勝利の狙い目は

◎1:休養明け一発目
◎2:今まで使ってきた条件から大幅変更
◎3:新馬の折り返しではなくレース経験2~3戦以上
(3※:レース数3戦以上で前走ようやく初の馬券圏内)
◎4:騎手の格上げ
○5:大外枠・最内枠
○6:減量起用の先行・追い込み馬

っていう所でいろいろ試してみます。
特に、適性がわからずさまざまな条件を試されていた馬が
最近ようやく体勢が整い調子を上げてきたというタイミングを
上がり目ある馬が少ないここで狙い打つのが妥当かなと思います。
基本的に周りが弱い馬ばかりだということを前提に考えたいですね。



(京介)