N的馬券生活
 昨日のダートの脚抜き良い状況は結構馬場を掴むのに苦労した。まあそれだけ雨ダートの状況の観察がこれまで足りなかったということなんだけど。トモ○、骨太○、脚をシャープに振る○で脚長・胴長は3着はあるよって感じでした。脚の使い方が下手な馬(つまり前肢が伸びない)薄くて非力な馬やトモが無い馬は推進力の点でかなり疑問ですな。芝はいわゆる荒れ馬場で時計は要らないパワー優先&ダラダラ流れ込み状況。加速性能とか速い脚とかまるでいらない末期状態の芝でした。内を回るということは相変わらず有利だったけどね。明日はどうも雨量自体がたいしたこと無い「らしい」。状況としては土曜日と同じってことで。
【1R】

 胴が長くてスピードの維持能力のあるジョウノナイアガラとトモがデカくて馬格のあるミスタータダヒロの争いでなーんも無いって感じのレースです。以上(笑)

◎ジョウンアイアガラ
○ミスタータダヒロ

【6R】

 ここはトモがしっかりしているダイワセレクションが普通に中心ってことで。逆にカフェブルックリンは薄身でスピードが優先の馬。方向性としてちょっと違うよな。狙いとしてはマイネルイェーガー。骨格はしっかりした馬で長く脚を使えるタイプ。バーズアイは芝・昇級2戦目。脚が短いけどパワーはある馬でメンバー的にも落ちて買い頃ってとこだ。スキップリターンも骨太で筋肉豊富ってタイプ。問題はキャリアだろうね。あとは鞍上デムーロ、距離延長はむしろ面白いカズサヴァンベールで。

◎ダイワセレクション
○マイネルイェーガー
注バーズアイ
△スキップリターン
△カズサヴァンベール

【7R】

 人気のジェットランだが走りがどうも小さくて嫌なんだよ、これが。良馬場のダートだったら逆らいようが無いんだが、シャープさやトモが大きいことなんかが「売り」になる世界。なんか探してみたいレースになった。面白い、というより怖いもの見たさなのがコウギョウライデン。1000mも対応できるようにシャープな脚の振りがここに結びついてくる。屋根みたら…怖い人はどうぞ回避を、冒険野郎は挑戦のしがいがあるかな(笑)。あとはこの特殊状況で脚長でスピードが稼げるトーアルクソール。シャドウスナイパーも仕上がり次第では面白そうだ。なんにしても豊の取捨が生命線だろう。プリンセスミラクルは小さな馬体であまり魅力は感じない。

▲コウギョウライデン
▲シャドウスナイパー
○トーアルクソール

【アメジストS】

 パワーのある馬、あるいは前肢をしっかり持ち上げて振り上げる馬を選ぼうというスタンスで。狙いはミッドタウンだったんだけど、なんで一番人気なのよ(T_T)。マイラーだよ、久々だよ、デブだよ、それでいいのか?と巷のファンに言いたいなぁ(笑)。人気の裏を突けてないってのが痛い。もう一頭の狙いはミスターライオン。荒れ馬場は如何にも得意な走り。前肢をしっかり持ち上げる走りなんだよな。この特殊状況なら昇級とか云々言ってる場合じゃないってことで。エルカミーノは普通に強いので買っとかなきゃまずい。他はスピードだけの馬やどうも蹴りが弱い馬とか、走りが小さいとか、前肢の使い方が低い馬とか、そんなんばっかで買う気が出てこない。あ〜テンジンオーカンはむしろ向いてるかもね。

◎ミッドタウン
▲ミスターライオン
○エルカミーノ
△テンジンオーカン

【ヒヤシンスS】

 毎年ダートの素質馬がズラリと揃う一戦だったはずだが、今年はあまりにも寂しいメンバー。なんだよ、スシトレインに喧嘩を売ろうっていう強い関西馬はいねーのか!と言いたい。これじゃ競馬も馬券もつまらんなぁ。スシトレインは骨格も筋肉もしっかりした中距離馬。順調に行ったらJCDで勝ち負けすることだってできると思う。が、アメリカ行くだぁ?よく分かんないけど、アメリカのダート競馬ってそんなに魅力的なんだろうか?おそらく日本の競馬とはまるで質が違うので、帰ってきた頃には…ってことにならなきゃいいんだけど。話を戻そう。まあここに来る関西馬がどんだけの馬か知らないけど、中心は不動だ。VTR見る限りはビッグウルフぐらいが喧嘩を売ることはできそうかな。他は多分喧嘩にもならない。カオリレッドアイがデカいトモの持ち主でおそらく単騎逃げ。3着逃げ残りはありだろうな。

◎スシトレイン
○ビッグウルフ
☆カオリレッドアイ

【フェブラリーS】

 このレースを混戦、と見る人は多いんだろうが、世の中の「混戦」「難しい」ってのは結局「自分には当てる自信が無い」という風にオレには受け取れる。そんな予想ならやめちまえ!と思う。価値が無いから。「混戦」という言葉はオレも使うけど、混戦なりの「切り口」や「基準」というものを提供することでコラムに付加価値を与える工夫をする。モノを書くってのはそういうもんだろう。面白くないもの、意味の無いものは誰だって読みたくない。

 前置きが長くなった、というかズレた(笑)。さて本題。今年のフェブラリーSが中山の1800mで行われる以上、昨年のJCDの結果というのはそのまんま繋がってくる。JCDを上位に入線した馬たちのレベルは確かなものだし、その着順も真摯に受け止めるべきだろう。そしてこの高いハードルに割って入れる馬がいるのかどうか?という命題に対して正確な答えが出せるかどうかが重要だ。そういう意味では4着だったゴールドアリュールってのはあまりにも武器が無い。長い脚、長い胴、薄い馬体、先週も同じ厩舎でそんな馬がいたな(笑)。完歩が広いから平均的に走るのには効率がいい。反面、加速性能や速い脚なんかは無いから、JCDで見せたように後続を引き付けて叩き合うなんてことをするとまるで味が無いことになる。薄いから坂も当然苦手。この馬が勝つときは常に並ばせない圧勝だ。だって並ばれたら抜き返す武器が無いんだから。それもメンバーが常に弱かったからできたこと。今回はJCD同様メンバー的にぬるくない。「並ばせない競馬」ってのが実現不可能な状況だと思うね。この馬に印を打つ人がいるのなら、じゃあどうやったらこの馬が勝てるのか、JCDの着順をひっくり返せるのか、を説明することが必要だ。それなしに重い印を打つなんてあまりにも無責任だと思うし、豊だからというのはほぼ素人だ。オレ的には「JCDの上位が走れなかった状況+他に適性のある馬がいなかった」という状況での繰り上がり2・3着くらいしか見えないね。

 中心はイーグルカフェだ。この馬は大きすぎない馬格で脚の回転が速い。脚をシャープに振ることとしっかりした蹴りで加速性能が優れている。JCDではまさかあんな騎乗するなんて、と驚かされたが、ハミを替えて、超一流の騎手が乗ればああいう競馬もできるってこと。デムーロだって十分すぎるほど一流だ。どっからどう乗るかは彼に任せてみようと思う。リージェントグラフは530kgあるものの、手も脚も短く馬格は幅の方に出ている馬だ。だから脚を速く回して加速することが可能。ただ今回は外枠ってのが痛い。どうせ後方からなんで、4角で上手く内を突いてくれたらチャンスはあると思う。アドマイヤドンも外枠だ。ただ好位から乗りたいクチで、そういう馬って他にたくさんいるんだよなぁ。この馬の弱点は馬格が無さ過ぎること。薄いんだよねぇ。スタミナという点で切れてしまったのがJCD。決め手はアリュールよりあるにしても距離損覚悟でどこまで耐えられるか?なんだろうと思う。

 別路線組み。適性あるのがスマートボーイでしょ。マーチSもトップハンデ背負って僅差の2着の粘り。アクションが少し大きいストライドで蹴りがしっかりしているから硬いダート状況ってのが合うんだと思う。稍重を引っ張ってる今の馬場状況はベストに近い。逃げてしまえば多少速いペースでもかならず息を抜くシーンがある。そうなればこの馬の形になる。問題は逃げられるか?だね。内で逃げ宣言してるカネツフルーヴがいるから。そのカネツフルーヴは手も脚も長くてトモがデカイ。ダラダラと脚を使い続けて逃げ粘ると言うのがこの馬の必勝法。でも息を抜かずに中山の1800mを逃げ切るにはちと辛いだろうな。もう一頭目をつけてるのがマイネルブライアン。前ノメりになって走る馬なんで前走のダートでは本当に走りづらそうだった。「この馬を一度良馬場でやらせたい」というのがオレの希望。馬格はあるけど脚はちゃんと回る馬。スタミナ切れは起こさないし、好位で競馬もできる。北村君ほんと頼むよ。あとはペリエだなぁ、ペリエ。ノボトゥルーは明らかにマイルまでの馬。それは百も承知なんだけど、でも小足が使えるというのはあまりにも大きな武器。速く、シャープに脚を振れ!というのは軽いダート状況の中山1800mでは凄く大事な要素だ。屋根のコントロールも含めてこれは買っとくに越したことはないという結論だ。関係ないけど、ビワシンセイキは前走グリグリの一番人気に推した連中がたくさんいるのに、負けたらこれだよって人気。こういうのって寂しいよなぁ(笑)

◎イーグルカフェ
○マイネルブライアン(馬場が渋り過ぎたら消し)
注リージェントグラフ
△アドマイヤドン
△スマートボーイ
△ノボトゥルー